2026.08.23 Sun.
健康で豊かな人生を描く 思考力と思考習慣 宇都宮市 接骨院
まずは5つの習慣から
厚生労働省が提唱する「健康維持・増進のために重要なポイント」は、食事・運動・睡眠・禁煙・検診の5つに集約されています。
そしてLCA代表の保井D.Cは、これに加えて【人生を豊かにするための習慣】として、次のような要素を挙げています。
- 仕事・貢献 毎日の生活を維持するには、何らかの形で社会に貢献することが必要です。仕事を通じて習慣を身につけることで、肉体的にも精神的にも充実感や達成感を得られます。
- 運動・身体活動 毎日の運動は、健康維持や体力向上、免疫力の強化、ストレス解消など多くの効果をもたらします。適度な運動を習慣にすることで、健康的な身体を維持できます。
- 健全な食習慣 バランスの取れた食事や適切な摂取量を意識することで、質の高い栄養バランスを整えることができます。
- 睡眠・心身のケア 十分な睡眠は健康な生活に欠かせません。身体やメンタルの不調は放置せず、早めにケアすることが大切です。
- 勉強・読書 知的好奇心を刺激し、知識や視野を広げてくれます。新しい発見やアイデアが、自己成長にもつながります。
- 人間関係・社会的交流 友人や家族との時間を大切にすることは、ストレス解消や心の安定だけでなく、人生の質そのものを高めてくれます。
これらの項目は一例ですが、どれか一つに偏るのではなく、全体のバランスを意識しながら習慣化していくことが大切です。
習慣づくりには継続的な努力が必要で、特に最初の数日から数週間が一番の踏ん張りどころです。この時期は挫折しやすいからこそ、周囲のサポートを得たり、小さな成功体験を積み重ねたりすることがモチベーション維持のコツになります。
まずは、無理のない小さな一歩から。ささやかな喜びを感じられるところから始めてみませんか?
接骨院くらが大切にしていること
ここまでは一般的な健康習慣のお話でしたが、当院ではもう一つ、大切にしている視点があります。それが「思考力」と「思考習慣」です。
思考力とは、物事に対してどれだけ深く、どれだけ幅広く考えられるかという力のこと。患者さんを心身相関の視点で診ていく中で、あることに気づきました。それは、不調から抜け出せない方ほど思考力が弱く、その思考の習慣自体が不調を招いているケースが多いということです。
あるケースから
先日、慢性腰痛と、半年間肩が上がらない五十肩でいらした患者さんの例です。
診察してみると、以前友人から「足を組む癖があるから腰が痛くなって、右足が痺れるんじゃない?」と言われ、それを信じて一生懸命に足を組まないよう気をつけていたとのこと。しばらくは調子が良かったそうですが、最近また痛みが出てきました。
痛みがひどくなり、「足を組んでいないのに治らない」と病院を受診したところ、レントゲンで「軽い腰椎椎間板ヘルニアかもしれません」と言われたそうです。
ここで少し立ち止まって考えてみたいのです。
- なぜ、「足を組むと腰痛や足の痺れが起きる」という友人の言葉をそのまま信じたのでしょうか?
- なぜ、「軽い腰椎椎間板ヘルニアが痛みや痺れの原因だ」という説明を、そのまま信じたのでしょうか?
自分自身が納得し、理解した上で信じているのか。それとも、信頼している友人や医師が言ったから、という理由だけで信じているのか——この違いは、実はとても大きいものです。
思考力が高い人の特徴
思考力がしっかり働いている人には、ある共通した傾向があります。それは、自分自身の状態を、予測誤差少なく客観的に見られているということです。過大評価も過小評価もせず、自分の「今」をよく理解しており、何ができて何ができないのかをきちんと把握しています。
一方で、将来への不安や心配を常に抱えている方も少なくありません。
不安を抱えやすい人と、そうでない人の違いは何でしょうか。それは、物事をさまざまな視点・角度から捉えられる力の差だと感じています。
いつも不安を抱えている方に「何が不安なのですか?」と尋ねると、毎回同じ答えが返ってくることがよくあります。これは、思考の視点や角度が狭く、そこから抜け出す発想が生まれにくい状態と言えます。狭く固まった思考のままでいると、他の考え方が浮かびにくくなり、周りの声も届きにくくなります。結果として、不安という状態そのものがなかなか変わっていきません。
反対に、豊かな気持ちで生活されている方は、思考力が強く、良い思考習慣が身についている傾向があります。人の話を自分なりに解釈して吸収し、理解できない部分があれば自ら気づいて質問し、考え、自分が納得できる答えを探していく力があるのです。
そうした思考力を持って何年、何十年と過ごしていくうちに、思考の深さや視野が自然と養われ、物事を適切に判断できる力が身についていきます。逆にこの力が弱いと、周囲の人や情報に振り回されやすくなり、環境の変化にうまく対応できなくなってしまいます。
変化の時代を生き抜く力として
私たちは、時代の変化に応じて環境に適応し続けなければなりません。コロナ禍、突然の大地震、予期せぬリストラ、試験の不合格、大切な家族との別れ——そうした場面で頼りになるのが、力強い思考力と、日頃から培ってきた思考習慣です。
当院でPCRT認知調整法を継続して受けられている患者さんは、自然と思考力が高まり、柔軟な考え方を身につけ、自分自身を客観的に見つめ、判断できるようになっていく傾向があります。ご本人も「自分の偏った視点に気づき、他の視点を手に入れられた」と感じていらっしゃることが多いようです。
その思考力がやがて思考習慣となり、日々の行動につながっていくことで、豊かな人生を描いていけるのだと思います。
倉持 怜史






