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2023.10.15 Sun.

脳が痛みを記憶する ケガが治っても消えない 宇都宮 接骨院くら

痛みとは、感覚・情動体験である。

愛知医科大学・学際的痛みセンターの牛田享宏教授は、まずそのように教えてくれた。

今回はそこを出発点にしつつも、もう少し「痛み」にまつわる総論を聞いた上で、興味深い示唆を与えてくれる症例や関連する研究に進もう。

まずは、ゴリゴリのメカニズム論から。

「神経の末梢には、侵害受容器、つまり、痛みを起こす刺激、熱の刺激ですとか、機械刺激ですとか、化学物質による刺激などの受容器があります。そして、そこからのシグナルは、脊髄の後角(こうかく)というところから脊髄に入り、脊髄視床路(ししょうろ)というのをさくさく上がっていって、脳の視床に入っていくわけです。その中でも脳の外側に行くシグナルは感覚、つまり痛いという感覚にかかわり、内側に行くシグナルは、情動として痛みを経験することにつながっていくんです」

細かいことを考えるときりがないものの、ここでは神経伝達の段階からすでに感覚と情動にかかわるルートが特定されていることに注目しておきたい。

「痛みで苦しむ患者さんは、感覚よりも情動のほうで苦しんでいるのは間違いないんです。例えばある人に蹴られて痛いっていっても、蹴った人が好きな人であればうれしいということすらあるわけですから。その場合は、痛いって思っても、苦しんでないですよね」   

さらに興味ある方は下のリンクからの入ってください。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO68339530Q1A120C2000000/    

日本経済新聞 愛知医科大学 学際的痛みセンター長 牛田享宏

ここからは臨床での話

当院に来院してくださっている患者さま 整形外科で腰椎3番、4番すべり症。脊柱管狭窄症。手術を勧められる。

腰部から太もも後ろへかけての痛みで歩行が苦しい。

どのような時に辛いですか? 仕事中、慌ただしく動き回っている時。定期的検診で大学病院へ行く時。

どのような時は症状が軽減しますか? 仕事後、自宅でゆっくりしている時。都内へお祝いのパーティへ参加するとき。ディズニーランドで楽しんでいる時。

上記の記事の通り、痛みとは、感覚・情動体験である。

今回の施術では、『定期検診で大学病院へ行く場面』で誤作動反応が出ておりました。

今までに手術を4回された経験があり、その中でさまざまな経験をしたようです。今までの経験、記憶が大学病院を受診することでスイッチが入り、痛みの信号につながっていた。大学病院が悪いのではなく、今までの経験、記憶をどう解釈して意味づけしているかがポイント。

患者さんは、病院、検査、手術、投薬と大変な思いをされてきたのだと推測する。言葉で言うことは簡単かもしれないが、昔の経験は昔の話。人は常にアップデートしており、身体も心も変化し、成長もするし逞しく変わることができる。昔と今は外見は似ているかもしれないが、中身(心と体)は別人なのである。ですから、記憶もアップデートさせていかないと…。不調につながる『意味づけ』に気がつき、健康につながる『意味づけ』にアップデートできた?治療となってくれていることを願う。

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