| 主訴 | 腹痛・下痢(過敏性腸症候群と診断あり) |
|---|---|
| 患者の特徴 | 静か・落ち着いている・自分の意思がある。HSP(自認) |
| 発症時期 | 小さい頃から腹痛あり。中学1年時に悪化。 |
| 発症の経緯 | 中学1年時、学校での人間関係のトラブルをきっかけに腹痛が悪化。中学2年の夏休み明けから学校に行けなくなった。平日に症状が強く、休日は楽になる傾向。特に学校を意識すると症状が強まることを自覚していた。 |
| 治療期間 | 2025年10月20日〜2026年4月3日(継続中) |
| 指標 | 初回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | 11回 | 12回 | 13回 | 14回 | 15回 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 症状の程度 | 10 | 9 | 6 | 3 | 3 | 8 | 8 | 6 | 5 | 5 | 2 | 2 | 3 | 1 | 1 |
| 症状への予期不安 | 10 | 9 | 8 | 5 | 5 | 8 | 8 | 6 | 5 | 5 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
| CGI-I(改善度) | - | 3 | 2 | 2 | 2 | 5 | 5 | 3 | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| CGI-S(初回症状) | 7 | - | |||||||||||||
「周りの期待に応えないと信頼を失う」という思い込みが腹痛の根本にありました。自分の本音に固く鍵をかけ、他者の期待を優先する傾向が強く出ていました。
「相手を楽しませないといけない」「テンションを合わせないといけない」「みんなと同じでないといけない」など、様々なルールが腹痛と連動していました。
施術を重ねるうちに、自分の思考パターンにハマっていることに自分で気づけるように。「自分の人生は自分で決める」という選択力が育まれました。
進路の話し合いでの対処法を一緒に考え実践したことが自信につながりました。思いを伝える練習が、症状改善と生きる力の両方を育てました。
病院で「過敏性腸症候群」と診断を受け、薬で様子を見るしかなかった症状が改善した症例です。
患者さんの人との関わりや学校でのマイルールが腹痛に深く関係していました。特に大元にあったのは「周りの期待に応えないと、信頼を失ってしまう」という思い込みで、自分の本音には固く鍵をかけ、周りの期待に応えることを優先する傾向がありました。
施術を重ねていくうちに、本人が自分の思いを大切にして生活できるようになったことが改善に向かった大きな要因だと考えています。
症状は腹痛ですが、それに隠された患者さんの人生の課題があり、それに共に向き合うことで症状改善はもちろん、人生が豊かになると改めて感じた症例でした。
中学生ながら、施術の機会を「自分の心を見つめるいい機会」と認識しており、認知調整法の意図をしっかり理解していました。患者さん自身の「治したい」という思いが、症状改善の道を切り開いていったと思います。