接骨院くら 症例紹介

過敏性腸症候群
朝の腹痛が消えた日

中学2年生・女性 / PCRT施術による改善症例
治療期間:約6ヶ月 通院回数:15回 施術時間:30分以内
報告者鶴見 茉由
施術院接骨院くら
臨床歴7年目
PCRT歴4年
報告日2026年5月10日
この症例について
中学2年生の女の子が、人間関係のゴタゴタをきっかけに腹痛が強くなり、学校に行けなくなった症例です。胃腸科・内科では「過敏性腸症候群だから薬を飲んで様子を見ましょう」となっていました。PCRT施術を通じて、身体的な症状の背景にある心理的なパターンにアプローチし、改善へと導きました。
患者情報
14
中学2年生・女性
15
通院回数
6
ヶ月
治療期間
10→1
症状スコアの変化
主訴腹痛・下痢(過敏性腸症候群と診断あり)
患者の特徴静か・落ち着いている・自分の意思がある。HSP(自認)
発症時期小さい頃から腹痛あり。中学1年時に悪化。
発症の経緯中学1年時、学校での人間関係のトラブルをきっかけに腹痛が悪化。中学2年の夏休み明けから学校に行けなくなった。平日に症状が強く、休日は楽になる傾向。特に学校を意識すると症状が強まることを自覚していた。
治療期間2025年10月20日〜2026年4月3日(継続中)
治療経過の数値化
指標 初回2回3回4回5回 6回7回8回9回10回 11回12回13回14回15回
症状の程度 109633 88655 22311
症状への予期不安 109855 88655 22211
CGI-I(改善度) 3222 55333 11111
CGI-S(初回症状) 7
治療経過グラフ
施術記録
初回
第1回 2025年10月20日
症状 10 不安 10
  • 朝起きると腹痛(当日も痛みあり)
  • 下痢している
  • 平日は症状が強い・休日は楽
下行結腸EB AM調整 PCRT認知調整法
2回
第2回 2025年10月27日(7日後)
症状 9 不安 9
  • ほんの少しだけ良くなったかな
  • 腹痛はまだある
  • 文化祭でピアノを弾いてほしいと頼まれている
認知のポイント:小学生の頃の記憶から「相手を楽しませないといけない」というマイルールを発見。
「そのルールで困っている自分にアドバイスするとしたら?」と質問 →「無理に仲良くしなくてもいい」と自己認知
下行結腸EB AM調整
3回
第3回 2025年11月1日(5日後)
症状 6 不安 8
  • 痛くない日も出てきた
  • 今日は大丈夫
  • 月・金が痛かった
認知のポイント:長女として「お手伝いをしないと信頼を失う」という不安。親の立場で考えてもらい →「笑顔でいてくれればOK」という解釈に変容
下行結腸EB大腸経EB AM調整PCRT認知調整法
4回
第4回 2025年11月7日(6日後)
症状 3 不安 5
  • だいぶ落ち着いてきた!(10→3)
  • 腹痛の頻度も少なくなってきた
  • 学校も11時ごろを目安に行き始めた
夜寝ている時イメージ(情報系EB)下行結腸EB AM調整
5回
第5回 2025年11月14日(7日後)
症状 3 不安 5
  • 前よりいい感じだった
  • 一昨日の夜に親と喧嘩してお腹が痛くなった
  • 朝6時ごろに起きてお腹が痛く、15分安静にして治った
対処法の導入:本音や思っていることを言えないことが多いため、ノートに書き出してリセットする習慣を始めた
寝ている時イメージ(情報系EB)小腸EB AM調整PCRT認知調整法
6回
第6回 2025年11月25日(11日後)
症状 8 不安 8
  • 痛くなるけど、落ち着きが早くなった
  • 学校での生活指導で尋問のような時間があり苦しかった
  • その際に過呼吸になり、その後腹痛が強くなった(一時悪化)
背景の記憶:2年前に東京駅で音がうるさく過呼吸になった記憶が残っており、うるさい環境が苦手。「言ったらどう思われるか」という課題が残る。
S状結腸EB AM調整PCRT認知調整法
7回
第7回 2025年12月5日(10日後)
症状 8 不安 8
  • インフルエンザで体調を崩していた
  • 昨日、担任の先生に自分の思いを初めて伝えられた
  • その後、すごくスッキリした自分に気づいた
認知のポイント:「友達は楽しくないといけない」というマイルール。今の部活の仲良しな関係性を崩したくない不安を整理。
S状結腸EB第5チャクラEB AM調整PCRT認知調整法
8回
第8回 2025年12月16日(11日後)
症状 6 不安 6
  • 腹痛は少し落ち着いた
  • 夜、お風呂の時に思考が止まらなくなり、翌日に痛みが出やすい
  • 頻度は週1〜2回程度
認知のポイント:「私はHSPで周りと違うから迷惑をかけている」という思い込みにアプローチ。
お風呂に入っている時イメージ(情報系EB) AM調整PCRT認知調整法
9回
第9回 2025年12月28日(8日後)
症状 5 不安 5
  • 腹痛の出る回数が減った
  • 2日間痛くなった時があった
認知のポイント:「テンションを合わせないと関係が崩れる」という解釈。「相手のテンションが違う時はどう思う?」と質問 →「そういう時もあるよね〜」と笑いながら話せた
下行結腸EB AM調整PCRT認知調整法
10回
第10回 2026年1月5日(8日後)
症状 5 不安 5
  • 変わらずまずまずの調子
  • 冬休み明けのテストで学校に行けるか心配
認知のポイント:「通信制高校に行きたい」という本音と、「周りの期待に応えなければ」という気持ちが混線。 →「自分の人生だから自分で決める」という選択に
横行結腸EB第5チャクラEB AM調整PCRT認知調整法
11回
第11回 2026年1月25日(20日後)
症状 2 不安 2
  • 期間が空いたが、ずっと調子が良かった!
  • どんど焼きで人前で演奏 → いい感じだった
  • オフ会に参加して楽しかった!また行きたい
認知のポイント:ピアノ調律師になる夢ができた。通信制高校の選択に対して親の学歴へのこだわりに揺れる場面も。 →「自分がやりたいことならちゃんとやれる」と自己認知
人混みイメージEB AM調整PCRT認知調整法
12回
第12回 2026年2月8日(14日後)
症状 2 不安 2
  • だいぶいい感じ
  • 父から「マーチングを辞めたら」と言われてモヤモヤした
認知のポイント:「受験があるからマーチングとの関わり方を考えなさい」という父の考えと、自分の「息抜きに続けたい」という思いを検査で照合。 →自分の考えが体に合っていることを自己認知
父と話しているイメージ大腸経EB AM調整PCRT認知調整法
13回
第13回 2026年3月1日(21日後)
症状 3 不安 2
  • いい感じに3週間過ごせた
  • マーチング全国大会で人混み・新幹線・緊張が重なり腹痛が出た
  • それ以外はOK!
対処法を一緒に考える:「思いを伝えられなかったら嫌」という心配に対して、①事前に伝えたいことを準備、②「私の思いを最後まで聞いて」と冒頭に伝える、③勢いよく言われたら「時間をもらう」と返す
全国大会イメージ(情報系EB)下行結腸EB AM調整PCRT認知調整法
14回
第14回 2026年3月14日(13日後)
症状 1 不安 1
  • 🎉 お腹が痛くならなかった!!!
  • 親としっかり話ができた
  • 話をしたけど全然大丈夫だった!
自己認知:自分の本音の思いが決まっていることを再確認。PRTで反応が安定し体に合っている状態を確認。
予期不安イメージ(情報系EB)下行結腸EB AM調整PCRT認知調整法
15回
第15回(メンテナンス) 2026年4月3日(20日後)
症状 1 不安 1
  • ずっと調子が良かった!
  • 1週間前に少し痛くなったが、すぐ引いた
最終確認:「期待に応えないと信頼を失う」という解釈が残っていることを確認し最終調整。現在はメンテナンスで通院中。
痛くなった時イメージ(情報系EB)下行結腸EB胃経EB AM調整PCRT認知調整法
症例を通じた気づき
🔑

大元のマイルール

「周りの期待に応えないと信頼を失う」という思い込みが腹痛の根本にありました。自分の本音に固く鍵をかけ、他者の期待を優先する傾向が強く出ていました。

💬

複数のマイルール

「相手を楽しませないといけない」「テンションを合わせないといけない」「みんなと同じでないといけない」など、様々なルールが腹痛と連動していました。

🌱

自己認知の深まり

施術を重ねるうちに、自分の思考パターンにハマっていることに自分で気づけるように。「自分の人生は自分で決める」という選択力が育まれました。

🎯

実践的な対処法

進路の話し合いでの対処法を一緒に考え実践したことが自信につながりました。思いを伝える練習が、症状改善と生きる力の両方を育てました。

担当者コメント

病院で「過敏性腸症候群」と診断を受け、薬で様子を見るしかなかった症状が改善した症例です。

患者さんの人との関わりや学校でのマイルールが腹痛に深く関係していました。特に大元にあったのは「周りの期待に応えないと、信頼を失ってしまう」という思い込みで、自分の本音には固く鍵をかけ、周りの期待に応えることを優先する傾向がありました。

施術を重ねていくうちに、本人が自分の思いを大切にして生活できるようになったことが改善に向かった大きな要因だと考えています。

症状は腹痛ですが、それに隠された患者さんの人生の課題があり、それに共に向き合うことで症状改善はもちろん、人生が豊かになると改めて感じた症例でした。

中学生ながら、施術の機会を「自分の心を見つめるいい機会」と認識しており、認知調整法の意図をしっかり理解していました。患者さん自身の「治したい」という思いが、症状改善の道を切り開いていったと思います。